当研究室では直線偏光方式を利用した3D映像の実験をしております.
その関係でシルバースクリーンという特殊なスクリーンが必要になるのですが,いまのとこと手持ちのスクリーンがありません.
そこで3D映像を上映する際の代用スクリーンについて以下のようなものを使っていますーその2
当研究室では広島で3D上映をおこないましたが,今回は実験的な要素が強いのと,スクリーンサイズがはっきり決まらなかったため現地で3D用のスクリーンを作ることにしました.もちろんスクリーンサイズに合わせてコンテンツも現地で微調整しましたが.
このスクリーンは情報理工学部の立地に恵まれて偶然発見することができました.
中京大学情報理工学部の周辺には,田園や梨畑,ぶどう園などがある緑豊かな場所で,周辺には肥料屋さんやJAのお店など農業資材の容易に入手できます.シルバースクリーンの代用品を探してそうしたお店を巡ったところ,マルチ(農業などで土壌を覆うものらしいです)の一種にシルバーマルチというものがありました.作用は分かりませんが防虫用とのことです.
今回は岩谷マテリアル(株)の「菜園用イワタニシルバーマルチ(防虫用)」を使いました.幅は狭く,輝度も低いため大きなスクリーンは作れませんが,ちょっとした実験には充分で,なにより安く50mで1500円程度でした.
少し伸びるので,ぴんと張ると綺麗立体映像が見えます.
使用後は残念ながら使い捨てとなりますが,1年生で行われる立体映像制作体験の授業では,スクリーンの比較用素材として活用できるかと思います.
※3D映像の実験ではスクリーンの貼り方や大きさ,コンテンツなど相互に調整する必要があります.3D映像の実験では少しでも違和感を感じたら視聴を中止してください.
(この詳細は3d3d.jpさんで紹介していただけるかもしれません)